精神病について考える
カウンセリングを学んで思うことは、精神病と判断する基準の曖昧さ。
そして、薬学治療を行う意義です。
風邪であれば、医者は患者から症状を聞いた上で、熱の有無やのどの腫れなどを見て不調の原因を特定し、薬を処方します。
患者がいくら「私は風邪です!」といっても、先生は「それはこちらが判断しますね」と言い、患者の主観だけで診察することはありません。
しかし、精神病はどうでしょうか?
患者さんに医師が問診を行い、聞いた結果を元に鬱であるとか、ストレス性障害だとか判断します。そこに科学的な根拠はないのです。(科学的に精神不調によって体に異常をきたすことはありますが…)
つまり、精神病とは誰かが勝手にそう名付けただけで、だれにでも起こりうる特別なものではないということです。
そして、薬学治療ですが、私は薬によって心が明るくなり、前向きに向上して症状が全快したという話を聞いたことがありません。
薬は、精神には効きません。あくまでも体の不調を治す助けをするだけです。
眠れないときに、神経を鎮める薬がでたり、興奮する人に安定剤を出したり。
その薬を飲むとどうなるか。 眠くなります。
本来精神の病とは、その人本人が向き合い、自分で考えなければならない課題なのです。
それを薬で考える思考を奪っている…という考え方もあるのです。
決して精神科医というものを否定しているわけではありません。
しかし、だからこそ、カウンセリングやアドバイザーのような存在が今後は大切になってくると思っています。
一人で悩まずに、まずはご相談ください。
一緒に悩みを考えましょう。
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